當真あみ「お芝居をすることはとても楽しいので、その気持ちをずっと持ち続けられるように頑張っていきたい」2026年秋号インタビュー

INTERVIEW

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當真あみ「お芝居をすることはとても楽しいので、その気持ちをずっと持ち続けられるように頑張っていきたい」2026年秋号インタビュー

最後の公演が終わった直後は、とにかく無事に最後まで走り抜けることができて良かったという気持ちが何より大きかったです。毎日公演があったため、その日々が急にパタリと終わってしまった寂しさもありました。初舞台ということで、始まった当初は本当に緊張していたのですが、稽古中も含め『ハムレット』という作品で、このキャストのみなさんとご一緒できたことは、本当に幸せな経験になりました。今振り返っても、楽しかった気持ちが強く残っています。

毎日公演が始まる2時間前くらいに楽屋に入り、ヘアメイクをするという流れでした。メイク中はいつも自分の好きな音楽を流していて。舞台上の点検が終わったら舞台に出て、ポローニアス役の梶原 善さんと、レアティーズ役の石川凌雅さんと3人で発声練習をするのが日課でした。その後に少しストレッチをして、楽屋に戻って着替えて、舞台に上がる。そういうルーティンがあったりと、本番前後もとても楽しいカンパニーだったので、急になくなってしまうのはやっぱり寂しかったです。

実際に生でお芝居を届けるという経験が初めてでしたが、初めてが『ハムレット』という作品で本当に良かったです。舞台ならではの声の出し方や動き方もあり、キャストのみなさんから学ぶことがたくさんありました。

イギリスで撮影を行うことは、確か東京公演の頃に聞きました。ヨーロッパには今まで行ったことがなかったので、率直にワクワクしました。もともと『ハリー・ポッター』シリーズが好きだったこともありますし、シェイクスピア作品に携わらせていただいていた最中だったので、素敵なご縁を感じて、すごく楽しみになりました。

好きです。海外にもたまに行きますが、ほとんどは一人旅で、日本国内のいろいろな場所を少しずつ回っています。御朱印集めの旅が多く、少し前に祖母と一緒に伊勢神宮へ行きました。参拝の順序があるので、その通りに巡って。ゆっくり話しながら巡れたのも良い思い出になりましたね。伊勢神宮は森に囲まれていて、自然の中にいるような空気感がすごく好きでした。旅先を選ぶ時は、景色が綺麗な場所に行きたくなります。「今の時期ならここの景色が有名で綺麗だから行きたい!」という選び方をすることが多いですね。

以前から『ハリー・ポッター』の舞台のひとつであるロンドンの街並みを見てみたいという話はしていて。私自身、神社を巡ったりするうちに、景観や歴史を感じられる場所を散策したいと思うようになったのもあり、余計に憧れが強くなっていきました。イギリスは昔から綺麗に保たれている歴史ある施設も多くあるので、文化に触れてみたい気持ちが高まっていたんです。

初めてお会いしたのが現場だったので、共に旅をしながら、撮影を進める中で少しずつという感じでした。いろいろな場所に行って、文字通り一日中撮影して。ご飯はみなさんと一緒に食べていたので、そういう時間の中でお話しさせていただきました。

想像していた通り、街の雰囲気がすごく良かったので、仕上がった写真を自分で見ても、普段より少し大人っぽく見えました。衣装もいつもだったらあまり挑戦しないような、イギリスの街並みに合わせた素敵なものが多かったです。ソンさんは、瞬間瞬間を切り取るように撮影される方で。移動している途中に急にカメラを持ってパシャッと撮ったり、ふとした表情を狙ってくださったり。自然な瞬間にシャッターを切られていた気がします。一作目の写真集は、10代の学生時代の私を3年ほどかけて少しずつ撮っていただいたものを1冊にまとめたものでした。『My Tale』は20歳になるタイミングで出させていただく写真集なので、ここからまた切り替えて、新たな自分をお届けできるものになればいいなと思っています。

一日目に、キングス・クロス駅からスコットランドへ移動したのですが、駅では『ハリー・ポッター』で有名な“9と3/4番線”も見ることができました。ホグワーツ城のモデルになったとも言われているエディンバラ城も近くで見ることができてとても印象に残っています。日本とはまた違う、レンガ造りの建物が統一されて並んでいる雰囲気を見て、異国の地に来たんだなと感じました。どこを撮っても絵になるような街並みがおしゃれで。電車での移動も長かったのですが、日が完全に沈むまでの時間がとても長く、2時間くらい夕日が見えているんです。窓から見える景色は今でも鮮明に思い出せます。

日が出ている時間が長いので、いつまでも撮影できてしまうんです(笑)。22時くらいに日が沈むのですが、そこから1時間くらいはまだ明るくて。本当に真っ暗になるのは23時くらい。朝も日が昇るのが早いので、5時半くらいに起きてメイクをして出発して。22時くらいまで撮影していた日もありました。

最初の方はまだ実感が湧かず、夢みたいな感覚でした。「憧れのロンドンにやっと来られた」という気持ちと、見慣れない街並みの中で撮影している新鮮な楽しさがあって。20歳の節目の写真集の撮影で、こうした挑戦ができたことがとても嬉しかったです。

20歳になるタイミングなので、ここから新しく物語をスタートさせたいという気持ちを込めました。これまでのお芝居や経験してきたことも含めて、この写真集もちゃんと自分の一部にできたらいいなと。タイトルを決める時はいくつか候補があったのですが、『My Tale』というタイトルが、写真を見ても、言葉の意味としても一番しっくりきて、お気に入りのタイトルになりました。ソンさんの写真には、自分でも見たことのない私がたくさん写っていて、「こういう顔をしていたっけ?」と気付かされるようなカットもあったんです。自分で見ても新鮮な気持ちになる写真集になったと思います。写真や衣装はもちろん、本当に素敵な場所がたくさんあったので、私が旅をする時に「ここが好きだな」と思う感覚や、「こういうところを見ているんだ」という視線も一緒に写っている気がしています。

10年後、20年後に「こうなっていたい」というビジョンがあるかと言われると、まだ全く想像できていません。ただ、いただいた役にしっかり向き合い、全力でひとつひとつ取り組んでいきたいです。この仕事を始めたばかりの頃は、テレビで観ていた方たちと同じ場所に立ってお芝居をしているということだけで、ものすごく緊張していたんです。でも今は、しっかり役に向き合って「ここにどういたらいいのだろう?」と考えたり、作品そのものに目を向けて、現場に立てるようになってきたのかなと。お芝居をすることはとても楽しいので、その気持ちをずっと持ち続けられるように頑張っていきたいです。

一人旅も好きですし、作品を観ることも好きです。映画館へ観に行くのが好きで、次に公開される映画を調べて、最近は公開日を書いたカレンダーのようなものを自分で作っています。映画館で流れる予告編を観て「次はこれを観に行こう」と決めることも多いです。今日も、このあと行けたらいいなと思っている映画があるくらい、隙間にちょこちょこ足を運んでいます。最近は『チルド』(主演・染谷将太)という映画が面白かったです。全体的に不気味で、不穏な空気がずっと漂っているような映画だったのですが、目が離せなくて、その不気味さが癖になる作品でした。観終わった後に、パッと現実に戻ってきたような感覚も面白くて。ホラーではないですが、ずっとフワフワした感覚になっていたという体験が新鮮で、印象に残っています。


俳優 當真あみ(AMI TOUMA)
Instagram:
@ami_touma_


costume
・White
blouson ¥29,920 by MARILYN MOON、 ear cuff ¥13,200 , ring ¥16,500 all by Mana Rosa Jewel
・Black
knit ¥41,800 by equalment、ring ¥39,050 by norme

staff
Photographer : KOTOKA IZUMI
Hair & Makeup : TOMOKO OKADA
Stylist : JUNKO OMURA
Director : SATORU SUZUKI
Text : AYAKO UENO

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